お金以上のリターンをもたらす人間関係の習慣4


基本、お金の貸し借りはしない

「お金の貸し借りをしてはいけない」ということは、誰もがわかっていることです。

しかし、親しい友人から「こんなお願い、あなたにしかできないの。来月のボーナスで返せるんだけど…」などと悲痛な表情で言われたとき、心が揺れ動くのではないでしょうか。困っている友人を見捨るような気がして心が痛むかもしれません。

もし親やきょうだいなら?ランチで相手の財布にたまたまお金がなかったら?相手が病気なら?夢への応援なら?子供がいて食べられないほど貧困なら?…と、判断に迷うケースもあるはず。“そのとき”は、いきなりやってくるので、自分の基準を決めておいた方がいいでしょう。

たとえば、基本、お金の貸し借りはしない。貸すときは、あげるつもりで〇〇円まで。「返して」と催促できない関係なら貸さない。まとまったお金で助けてあげたいとき、返済期日入りの借用書を書いてもらう…というように。

皆が口をそろえて「お金の貸し借りはダメ。保証人になってもダメ」と言うのは、結局返ってこなくて人間関係がこじれたり、身を滅ぼしたりした例が、まわりでいくらでも起きているから。大切な相手だからこそ、借りても、貸してもいけないのです。

貸せばお金だけでなく、友人もなくすことになります。家族や恋人だと、つい親身になってしまいますが、借りたほうは“負い目”をもって心地悪くなり、貸した方は「もしかして返さないのでは?」「忘れてないよね?」と不信感をもち続けます。

また、相手の自立する力や、自分で解決する力を奪ってしまうこともあります。
まわりに「この人はお金を貸さない人だ」と認識してもらうように、隙を見せないことも大事。自分は借りない。ルーズなお金の遣い方をしない。大金をもっている様子を見せないなど、きれいなお金の遣い方を心がけて。

☆お金はパワー。お金を貸すことでパワーバランスが崩れるのは当然です!


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2024年2月8日