娘の不登校を振り返って思うこと1
人は助けられながら生きている
私の人生で予想もしなかった娘の不登校ですが、もし不登校になっていなかったら、今頃私は全く違った人生を歩んでいたと思います。
なぜならかつての私は、傲慢で本当にイヤな奴だったと思うからです。
娘が不登校になり、初めて見えた景色がありました。
私は小さい頃から活発で、勉強もスポーツもそれなりにできていたので「できない」という世界を経験できませんでした。
そのためウチの娘が世間で言う「普通のレール」から外れてしまった時、こんなにも手を差し伸べてくれる人がいることに驚きました。
仕事を終えてから家に寄ってくださる先生、話を聞いてくださる保健室の先生、行くと言ったのに、いつもすっぽかして困らせていた個別指導の塾の先生。
私が大変だということを知り、同じ境遇の人を紹介してくれた元会社の先輩、そしてどんな私も受け入れ、話を聞いてくれた友人たち。全く話したこともないのに親身になって話を聞いてくださった元不登校ママ。
私はこの人たちの存在に、どれだけ感謝したことか!
私たち親子は、不登校を通じて数多くの人たちに支えられました。
その人たちの力を借り、頼れせてもらえたことで今の娘と私があります。
ウチの娘が不登校になっていなければ、そんな人たちの存在に気づかず、私は家庭でも、会社でも自分の思い通りに事を進める、傲慢で煙たがれる人になっていたと思います。
私自身がこうして大人になれたのも、私の気づいていない数多くの人たちの支えがあってこそだと、今は思うるようになりました。
人は1人で生きていくことはできません。1人で出した成果なんて何一つないのです。必ずそこには、目に見えない人の助けが存在し、それが自分の成果となって現れているのです。
それに気づかせてくれたのも、娘の不登校でした。
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